結婚式の定番のブーケトスに変化の兆し

結婚式の定番と言えば、ウエディングドレスを着た花嫁がゲストに背を向けて、手に持っているブーケを高々と投げあげ、ゲストの女性たちがそのブーケを受け取るブーケトスでしょう。ブーケトスは結婚式のイベントのひとつであり、ブーケをうまくキャッチできた女性は幸せになれるとか、すぐに結婚話が舞い込むといった海外の逸話から、日本でも我先にと未婚の女性たちが駆け寄る姿が印象的でした。しかし最近はブーケトス事情にも変化が現れるようになってきているのです。まず日本女性の晩婚化が進み、結婚年齢が高くなってきているので、女性ゲストも当然アラサー、アラフォーの人が増えてきました。

そうすると「今さらブーケトスは恥ずかしい。」とか「未婚女性だと見られるのがいやだ。」といった理由で遠慮する人が増えてきているようです。そのことがなぜブーケトスに変化をもたらしているのでしょうか。

それは、未婚女性たちがブーケを取りに行くのを遠慮し始めたので、花嫁がブーケを投げても誰も取りに行かずに、見事に地面にそのまま落下してしまったという残念な結果になることが多くなってき始めたのです。当然投げた花嫁の立場がありません。そこで最近はブーケトスを行わない結婚式も増え、仮にブーケトスを行っても「誰でももらいにきてください。」と事前に声をかけ子どもから大人まで、女性に限らず誰でももらえるような形に変化してきているのです。

ですから未婚女性限定のものといった風習は、近いうちになくなるかもしれません。

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